グラスや食器は欠けたりヒビが入ったりしない限り、何年でも使い続けることができます。長く使っている食器は愛着が沸くと思いますが、安全のために割れてしまう前に交換しておきましょう。
今回は、食器類の素材、寿命の目安について詳しくご紹介します。
食器の寿命は素材、耐久性によって違う
食器類の寿命は、素材、耐久性によって違います。また、食器の扱い方や使用頻度によっても寿命は変わってきます。
衝撃に強い素材で作られている食器の方が、耐久年数や寿命が長いと言えますが、同じ素材で同じような食器であっても使う頻度や扱い方によって大きく寿命が異なります。毎日使っている食器やよく落としたりぶつけたりする食器は寿命が短いです。
食器の耐久年数や寿命は個体差もあるため正確に把握できないことが多いですが、寿命の目安として素材の特徴を知っておきましょう。
食器類に使われている素材
・陶器
陶器は登り窯で作られ、焼成温度は1,200~1,300度と高温です。耐熱性もあるので飲み物を飲むために最適です。風合いがよく、湯呑みや懐石の器として人気があります。
しかし、衝撃には弱く落してしまうと割れる可能性があります。
・磁器
磁器は陶器より焼成温度が高く、1,300〜1,400度で焼かれます。高温で焼かれた磁器は硬く硝子のような状態になるので陶器より磁器の方が強度があります。
また、高温で焼くので耐熱性もあります。オーブン調理で250度前後の温度なら耐えることができます。
明確な寿命はないですが日常使いする食器として長く使える食器です。
・ガラス
主に、瓶や窓ガラスにも用いられるソーダガラス、高級食器などに用いられるクリスタルガラス、電子レンジに入れることができる耐熱ガラスがあります。
いずれも耐久性は高く硬い素材になります。取り扱いに注意していれば、それほど寿命を気にする必要はないです。
ソーダガラスやクリスタルガラスは耐熱ではないので、電子レンジに入れたり器に熱い料理を入れたりすることができません。温度変化に弱く破損してしまう可能性があるので正しく扱いましょう。
・樹脂製
樹脂製の食器はおよそ1,000回の使用が買い替えのタイミングです。毎日1回使用したとすると寿命はおよそ3年です。
樹脂製の食器は衝撃に強く、落しても割れる心配はありません。軽くて割れにくいので特に小さいお子さんがいる家庭では使いやすい素材です。
しかし、カレーやミートソースなど色の濃い料理を盛ってしまうと色移りしてしまう可能性があります。他にも、耐熱性のないタイプの食器もあるので商品情報をよく読むようにしましょう。
・木製
軽くて丈夫な木製の食器は伝熱性が低く、食器に熱いものを入れても手に持ちやすいです。さらに、料理が冷めにくいのも嬉しいポイントです。
衝撃にも強くガラスのように割れる心配もありません。
漆器の器であれば万が一かけてしまっても修理に出すことができます。
食器の寿命はライフスタイルや好みで決まる
割れたりヒビが入っていない食器でも自分の好みやライフスタイルに合わずもう使っていない食器は寿命と考えて良さそうです。
例えば
・引き出物にもらったお皿
・子供が小さい頃に使っていた食器
・趣味に合わない食器
などです。
デザインが気に入り買った食器でも扱いにくいものや手入れがしづらい食器もあると思います。役目を終えた食器は思い切って捨てましょう。
もう使う予定のない食器でも、捨てるのはちょっとと思う方はプレート皿に小物を飾ったりグラスにお花を生けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
食器を見てみてひび割れや欠けてしまっているものは、寿命の目安です。怪我の恐れもあるので新しい食器と交換するようにしましょう。
食器棚の奥に眠っていてなかなか捨てられないお皿は、好きなものを飾って再利用して見るのもいいかもしれません。
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