お味噌汁やお吸い物を飲む器を購入しようと思ってお店を訪れてもどんな汁椀を手に取るか迷いますよね。丈夫だったり、お手入れがしやすかったりいろいろ選ぶ基準があると思います。今回は毎日の普段使いに向いている汁椀をご紹介します。
汁椀の定義
当たり前ですが、汁物をいれるお椀のことを「汁椀」といいます。 汁椀といっても様々な種類があります。その中でも汁椀といえば木製の漆器を思い浮かべると思います。
漆器のなかにもいろいろな汁椀の形がありますが、決まった汁椀の形というものはないので、自分が使いやすい汁椀を見つけるといいでしょう。
いろいろあるぞ!汁椀の種類
主な汁椀の種類を写真で紹介します。
①ボウルのような形で「ほてい椀」といいます。手になじみやすい形です。 ②口元が反っていて「羽反椀」といいます。口当たりがいいお椀です。 ➂角ばった形で「切立椀」といいます。シャープでかっこいい形です。 ④湾曲を描いている形で「ひさご椀」といいます。持ちやすい形です ⑤蓋つきのお椀になります。お客様にお出しするときに重宝します。 ⑥高台が高く大きめのお椀で「合鹿椀」といいます。
汁椀を選ぶときの3つのコツ
種類はわかりましたが、なにを基準に汁椀を選べばいいのかわからないと思います。 そこで汁椀を選ぶ時のコツを3つ紹介いたします。
1.木製のものを選ぶ 2.装飾があまりなく落ち着いている色あいを選ぶ 3.味噌汁以外の使い方も考える
1.木製のものを選ぶ
漆器といえば木製を思い浮かべる方が多いと思いますが、樹脂を固めたものや、木の粉を固めた「木合」など様々な種類があります。
その中でなぜ木製がいいのかというと木目に漆がちゃんと染み込んでいて、何度も塗り重ねているので丈夫になり、長く使えるからです。
樹脂などに漆を塗っているものは漆が表面にくっついているだけなので傷が少しついただけでそこから水分が入りはがれることがあります。
2.装飾があまりなく落ち着いている色あいを選ぶ
漆器というと金などを使った豪華な装飾が施されているものを思い浮かべる方が多いと思いますが、普段使いで利用する汁椀は装飾が少なく落ち着いている色あいを選びましょう。 食卓に馴染み、扱いもしやすいです。
朱色は黒色に比べて派手だから敬遠しがちな方がいると思いますが、最近の漆器は朱色といってもいろいろなトーンの朱色があります。
落ち着いていて艶が少ない朱色は食卓にもよく馴染みます。
3.味噌汁以外の使い方も考える
普段使いの汁椀でも、味噌汁しか入れられないわけではないので他の用途、例えばスープなどを入れることも想定して選びましょう。 漆器は熱を通さず、軽くて使いやすい器なので、いろいろな用途で使ってみましょう。
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まとめ
美味しいものをいい器で頂くことにより、より一層美味しく感じられると思います。 毎日の食事に欠かすことのできない汁椀。 丈夫で長持ちする漆器からお気に入りの一品を見つけてみてください。
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