9月の第3月曜日は敬老の日です。 両親や、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを贈りたいと思うかたは多いと思いますが、何を贈ろうか悩んでいると思います。 今回は最低限のマナーとプレゼントの選び方をご紹介していきます。
そもそも敬老の日とは?
敬老の日は国民の祝日に制定されていますが、どういう日かよくわかってない人が多いと思います。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として、制定されています。簡潔にいうと高齢の人に対して感謝を伝え、長寿を祝う日ということです。
敬老の日が制定されたのは1966年です。現在では、ハッピーマンデーの制度によって9月の第3月曜日となっています。
敬老の日をお祝いするのは何歳?
敬老の日のお祝いをするとき、相手の年齢によっては年寄扱いされたことを不快に思うこともあるので注意してください。
「敬老の日の対象は何歳からだと思いますか」というアンケートによると20~40歳の回答では「60歳以上」という回答が多いのに対して、60歳以上の回答は「70歳から」という回答がが多く意識の違いがあるので注意が必要です。
現役で働いていたり、白髪を染めている人は若くありたいと思っていることが多いです。普段の行動から判断してみるといいでしょう。
年齢的に若くても孫がいる場合は、孫にとってはおじいちゃん、おばあちゃんであることは変わらないので、孫からの感謝の日としてお祝いするのは問題ないです。
最近の敬老の日事情
敬老の日に関する価格.comのアンケートによると、47.6%の人が敬老の日にプレゼントを贈ったことがあるそうです。 はじめてプレゼントを贈ったのは「母が60代のとき」が一番多い回答でした。 贈ったっきっかけは「孫が生まれたとき」が19.4%で一番多く、次点は「還暦を迎えたとき」で14.0%でした。
敬老の日のプレゼントのマナー
親しい相手に贈るプレゼントだからこそ、しっかりマナーをわきまえるようにしましょう。 予算や贈ってはいけないものなど一つずつ見ていきましょう。
プレゼントの予算
一般的に敬老の日のプレゼントの予算相場は3,000円~10,000円程度と言われていますが、身内に贈る場合はあまり価格を気にしなくても大丈夫です。
熨斗は必要なの
身内などの親しい間柄であれば必ずしも熨斗が必要ではありません。 ですが熨斗をつけるだけで丁寧な印象を与えることができると思います。 表書きは「御祝」や「敬老の日おめでとう」などと記すといいでしょう。
贈ってはいけないもの
プレゼントとして贈ると失礼にあたるものもあるので理由と一緒に見ていきましょう。
ハンカチ | ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と表記するの「手切れ」を想像させてしまいます。 |
下着・靴下・靴 | 下に着るものや肌に触れるものは目上の方に贈らないようにして下さい。 靴下や靴のように踏みつけるものも失礼です。 |
時計・腕時計 | 時計は時間管理をしっかりしてくださいという意味になるので避けましょう。 |
パジャマ | パジャマは長く寝るという意味があるため年配の方には贈らないようにしましょう。 |
緑茶 | お茶は、弔辞や香典返しで利用されるものなので縁起が悪いとされています。 |
鉢植えの草花 | 「根付く=寝付く」という意味になり、病気で悩んでたりした場合に縁起が悪いとされています。 |
櫛(くし) | くしは「苦」「死」を連想させてしまうので縁起が悪いです。 |
万年筆などのステーショナリー | 「もっと勤勉になりなさい」という意味があるので避けるのが無難です。 |
おすすめのプレセント
【おじいちゃんにおすすめ】
・お酒 お酒が好きなおじいちゃんであれば、定番のプレゼントです。 缶ビールの詰め合わせでも、日本酒や焼酎でも好みに合わせて選択しましょう。グラスとセットにするのもいいですね。
・和菓子 甘いものが好きな方には喜ばれるプレゼントです。 選ぶ際には、硬くて食べにくいものやのどに詰まりやすいもの、味が濃いものは避けるようにしましょう。
・マッサージ、健康グッズ いつまでも健康でいてくださいという気持ちが込められているプレゼントです。相手の健康を願って贈りましょう。
【おばあちゃんにおすすめ】
・お花 特別なイメージのあるお花は女性に喜ばれます。 ブリザーブドフラワーは持ちもいいのでお勧めです。ガーデニングが趣味であれば種や苗をあげるのもいいと思います。
・コスメ、美容グッズ いつまでもきれいでいてくださいという気持ちを込めて贈るといいでしょう。 好みのものがあるのであれば一緒に買い物にいくのもいいと思います。
・帽子やマフラー 敬老の日あたりから涼しい季節に変わっていくので、冬に使えるアイテムは重宝してくれると思います。
【小さい孫から】
・お手紙 お孫さんの直筆の「ありがとう」の込められたお手紙はなによりもうれしいものになると思います。
・似顔絵 贈る相手のことを思い描いた似顔絵はみんなを笑顔にさせてくれること間違いなしです。
おすすめのプレゼント
まとめ
敬老の日は目上の人だからといってプレゼントは高額であったりする必要はありません。 基本のマナーを押さえて、相手のことを考えて、気持ちを込めたプレゼントを贈るようにしましょう。
コメント