毎日の食事でほとんどの方がお箸を使っているのではないでしょうか。いつも使っているお箸は、いつ購入したか覚えていますか?まだ使えるから・・・と何年も同じお箸を使っている方も多いと思います。今回はお箸の替え時が分からない方に向けて、お箸を替えるタイミングとお箸の寿命を伸ばす正しいお手入れ方法について詳しく解説していきます。
箸の替え時はいつ?
毎日お箸を使用した場合、替え時は1年程だとされています。お箸が折れたり使えなくなるほど傷がついていたりしない限りは何年でも使い続けることができるので、「まだ買い替えなくても大丈夫」と思ってしまいそうですが、消耗品なのでどんなに丈夫なお箸でも一生使い続けることはできません。
また、気になるヒビ割れや傷が見つからなくても塗装が剥がれやすい箸先から雑菌が内部に入り込んでいる可能性があります。
お箸の扱い方によっては1年より早く買い替えた方がいい場合も、1年を超えていても使える場合もあります。使っていくうちに買い替えのサインが現れるので、自分の生活スタイルに合わせて買い替えることが必要です。
替え時のサイン
買い替えの目安となるサインについて説明していきます。「今使っているお箸の替え時が分からない」「毎日お箸を使わないから1年で替えるのはもったいない」という方も参考にしてみてください。
使用頻度や使用年数に関係なく、下記のようなサインがお箸に出ている場合は買い替え時です。
・箸先の塗装が剥げて素地が見えている
・ヒビ割れやささくれができている
塗装が剥げて素地が出ている状態でお箸を使い続けると、次第に素地が傷んでいき雑菌やカビが発生してしまいます。直接口に触れるお箸は衛生面が気になる方が多いと思います。雑菌が増えてしまう前に替え時のサインを見逃さないようにしましょう。
剥げそうになっているお箸の対処法
「箸先の塗装が薄くなっている」もしくは「塗装が剥げてしまったお箸」の寿命を少し伸ばす対処法をご紹介します。
1.剥げた箸先の部分に植物油を少量つける
2.箸先に植物油を塗ったら、丁寧に拭きあげる
箸先の部分が油を塗ることによって守られ長持ちしますが、あくまでも対処法なので剥げがひどくなる前に潔く新しいお箸に買い替えましょう。
もし、思い入れのお箸だから買い替えたくない、高級なお箸だから買い替えるのはもったいないという方は一度購入店にメンテナンスや修理が行えないか確認してみましょう。箸専門店の一部では購入後のサービスを行っている場合があるので、諦める前に問い合わせてみてください。
箸の正しいお手入れ方法
普段の扱い方とお手入れ次第でお箸の寿命が変わります。正しいお手入れを心がけていればお箸を長持ちさせることができます。
水に長時間つけない
食後にお皿をつけ置きしている方も多いと思いますが、木でできているお箸は水に弱いので、長時間水につけっぱなしにしていると素地が水を吸ってしまい膨張して傷んでいきます。お箸に施してある塗装も伸縮性がないため剥がれやすくなります。毎日のように水につけっぱなしにしていると段々とダメージが大きくなって傷める原因となるので、お箸を使ったあとはすぐに水洗いをしましょう。
洗うときはスポンジなど柔らかいものを使用する
硬いスポンジでゴシゴシと洗うとお箸を傷めてしまうので、柔らかいスポンジなどで優しく洗ってください。
食洗機対応のお箸以外は手洗いする
食洗機は高温になり水圧もかかるのでダメージを受けやすいです。使っているお箸が食洗機対応のものか確認し、対応していなければ食洗機の使用をお控えください。
洗ったあとは水気を拭き取り、風通しのいいところで乾燥させる
前述した通り木でできているお箸は水に弱いため、洗ったあとは水気を拭き取り、風通しの良い日の当たらない場所でしっかりと乾燥させることが大切です。
お箸を立てて保管場合は、箸先を上に向ける
箸先を下にして立てて保管すると、箸先の塗装が剥げて傷みます。飲食店では衛生面の観点で持ち手側を上にして立てていることが多いですが、ご家庭では箸先を上にして保管しましょう。
直接日光の当たらない場所に保管する
お箸に紫外線が当たりダメージを受けて塗装が変色する可能性があります。日の当たらない場所に保管するとより長持ちします。
まとめ
毎日の食事に欠かせないお箸は、丁寧に扱ってお手入れしていてもいつかは寿命がきます。お手入れ次第で1年より長く使えることはありますが、替え時のサインが現れたら潔く買い替えましょう。
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